食の秋:大食漢に挑戦する日

月の夜に 聞こえる鈴の音 秋の虫。

 

と、こんな高尚な趣味は我にはござらん。

そんなものより食の秋だ。

という事で参る。

 

 

 

 

去る九月の某日。吾輩、出雲の国に降り立つ。

 

そして我は食した、「ジャンボカツ丼」という名の物を・・・さの屋にて・・・

 

 

 

全くもって秋という気まぐれは恐ろしい・・吾輩をこんな店へと導いたのだから・・。

 

吾輩は注文した。

TBSサンデーモーニング大沢親分然り、張本氏張りで「喝(カツ丼)だ!」とな。

 

店員ははて何のことだ?というような顔をしていたので、私は改めて「カツ丼を・・。」と注文した。

 

吾輩が訪れたこのお店は普通の定食屋なのだが、数種類のジャンボメニューがあるようで、ジャンボカツ丼はそのうちの一つ。

 

吾輩は全くもって大食漢ではないのだが、この情報を仕入れた時なぜだか挑戦せねばならな気持が沸々と沸いてきてしまったのだ。

いやはや、秋は恐ろしい・・。

 

 

10分後ジャンボカツ丼様入場!

 

 

 な、なんや・・・この大きさは・・・。

 

 

  お前さん、気でもふれたんとちゃうか?

 

頼んだものは致し方ない、いざ!

 

 この時点でお腹パンパン!

 

  アカン、もう食べられへん・・・。

 

 

  むぐぐっ・・!  ・・無理やり完食!!

 

この後、吾輩の臓物が半日以上はち切れ状態だったことは言うまでもない・・。

 

 

友よ、言っておこう。

こういうお馬鹿は二度とせぬ方が良いという事を。

食の秋もほどほどにせねばという事を・・。

 

一方で本物の大食漢にこの事を話すと、その彼は笑い出し、「あんなものは、おやつですよ」と言われてしまった。

 

いやはや、本物には敵わない・・。