「判決を言い渡す!」
「来たる3月18日。手の使い過ぎにより、被告人を○○留置院に拘留する。」
運命の裁判官はそう判決を下した。
私は病院にて監禁されることとなった。
即ち入院という事である。
昨年12月に右手首が痛み出し、最寄りの整形で診てもらうと「尺骨突き上げ症候群」という診断がくだされた。
腕の肘から手首にかけて伸びてる骨が二本あり、親指側に伸びてる骨を橈骨(とうこつ)、小指側に伸びてる骨を尺骨(しゃっこつ)と言うらしく、私はこの尺骨が人よりも少し長いため、その先端が手の甲の組織だか軟骨だかを突き上げるように圧迫することに加え、橈骨と尺骨が擦れ合って両方とも骨が削れすぎて損傷してるため痛みが出てるとの事だ。
これらが原因なのは確かだが、結局は手の使い過ぎや強い衝撃によることがそもそもの原因という事だ。
完全に治すには手術が必要だと言われたが、大ごとになるのでしばらくはサポーターを付けて様子を見てくれといわれた。
しかし年が明けてもどうにも変化がないので再度受診すると、手専門の外科を紹介するからそこへ行ってくれと言われ、その後なんだかんだで手術という流れになってしまった・・。
手術をすれば完治するまでにおよそ三か月かかると言われ、その内一か月間右手はギプス固定というオーマイガー!な状況になり、当然その期間は休養という事になる。
私は気持ちが沈んだ・・。
その後、職場にこのことを報告し三か月の休職願いを出した。
なぜだ?何の罰だ?なぜ私がこのような目に遭わなければならないのだ・・
私が一体何をしたというのだ・・。
例えばだ!
私のこの右手が!!
痴漢をしたというのならばこういう罰が下っても納得は出来る。
受け入れようではないか。
しかしあいにく私はそのような事は一切してはいない。
それだのに・・、それだのに!・・・である。
私は憤りを感じながらもこれから春の陽気になっていく日の事を思った。
これからどうなるのか分からないが、分かっていることは3月19日に手術が行われ、その後は不具者になり新たなステージに立たされる、という事だ。
不具者として・・・だ。
ここ数日不安にさいなまれる日々・・。
運命の日は確実に迫っている・・。