王「なに?チョコレートがないだと?どうしてそんな事になったんだ!」
ポコペン「はぁ・・・。それが近年のカカオ豆不作に加え、その他材料や輸送コスト、人件費の高騰、そして他国からの需要が高まったためだと思われます。」
王「それは価格の話しだろう、それが一体何の関係があるのだ?」
ポコペン「とどのつまりは・・・その・・、今時点であるものはすべて他国に売り渡してしまったわけでして・・・。」
王「すべて売っただと?なぜそんな勝手な事をした!」
ポコペン「それが結構な額で取引が出来ますので・・。」
王「つまりは金か、金なんていくらあったって何にもならん!」
「いいか、我が国はチョコレート王国なのだぞ!」
「チョコレートが我が国の財源であり要であり、そして誇りなのだぞ。その王国にチョコレートがないなんておかしいじゃないか!
ポコペン「しかし王様。代わりにこうして外貨が手に入った事ですし、チョコレートはカカオが豊作になれば来期にまた作れる・・、」
王「ええい、もうよい!コチョザップ大臣を呼べ!」
「まったくチョコ銀(チョコレート銀行)は何をしていたのだ・・(ブツブツ・・)」
・・・将来こんな国が誕生するかもしれない・・。
というのも、先日買い物に行ったスーパーマーケットで板チョコが一枚200円越えに!
恐るべし、ブッダ方(南無南無・・)
・・じゃなくて物価高!
このままいくと、冬限定の「バッカス」というお酒の入ったチョコレートは一体いくらになるんだ?
この先一体どうなっちゃうの?と思うこの頃。
政治家は今も昔も自分たちのうま汁をすする事ばかり。
あの人たちに期待してはいけない。
そんな事は分っちゃいるけど、どうにもならない現状を自分じゃどうにもならないからと、何もせず指をくわえてただ過ごすだけのチョコレート並みに甘々な自分。
きっと他の誰かが、頭の良くて行動力のある誰かが何とかしてくれるだろうと、そう思ってこの先を何も考えもしないでこうやって愚痴ってばかりの私。
他の人も同じような感覚なのだろうか?
そうじゃないと信じたいけれど、実際それに近いかもしれない。
だってこの人ゴミは何?ってぐらい今日の祭りや花火大会に向けて出かけてる人の数!
いやいや、みんな私みたいなチョコレート並みに甘々な自分なの?
自分たちのうま汁をすする事ばっかりの政治家なの?
・・・って私もその一人。
しかしどうだい?
今しがた花火大会界隈を歩いてると、昔から当たり前にタダで見てた場所が有料席たぁどういう事だ?
花火大会といやぁ、無料と決まってたもんさ。
市民の祭り、市民の文化、日本の心。
夜空にパッと花を咲かす、粋だね!
江戸っ子はこうでねぇと!
それが今じゃ立見席まで有料席なんて、あ~イヤだイヤだ。
こんなところにもカネカネカネ。カネーゴンになっちまわぁ!
そんな私を知ってか知らずで、みんな本当に浮かれて楽しそう。
国民はチョコレートの価格なんてどうでもいいみたい。
そんなことより、
夏の夜空に・・・ ルンルン♪
花火で・・・ ルンルン♪
祭りで・・・ ルンルン♪
みんなで・・・ ルンルン♪
ルンルン気分!!
はあ・・、ダメだ・・こんなんじゃ・・。
僕には革命なんてとてもとても・・・。
考えても仕方がない今は、ただただ花火を見るばかり・・。