真夏にT-shirt。

年のせいかあれは今週初めの事だったかと思うが、おじさんお寒い思いをしたんだ。

 

いつものようにおハゲをキメてお外へ出動。

お外は誰が作ったか分からないが災害級などという言葉の如くフェニックス級の暑さ・・。

 

あまりの暑さからなのかどうした事か普段なら絶対にない事だが、お洒落なカッフェに突然入りたくなり思わず入ってしまったおじさん。

 

店内はシャレシャレで流れるBGMはポップで控えめなジャズときてやがる。

自分が起こした行動とはいえ、何故おハゲなおじさんがこんなところへ来てしまったんだ、と後悔しても遅しなので80の手習いという事でここは一つチョコレートパッフェでもと思ったが、手習いにしてはハードルが高いと感じ無難にコーヒーを注文した。

 

注文を待ってる間、店内は涼しかったがお店に入ったばかりという事もあってかまだ暑く感じた私は、自分のTシャツの首元をつかみ軽く仰いで体を冷やしていた。

 

Tシャツを仰ぎながら自分の肩にふと目を落とすと、結構見たことある筋がついていることに気が付いた・・・。

 

これってもしかして・・・・・・・・

 

 

 

 

 

裏って事??

 

 

 

 

おじさん、自分の着ているT-shirtを裏で着ていたんです。

こうなっては今問題にされてるビッグモーターのline「死刑死刑死刑」の如く、おじさんは自分の心のlineが「恥恥恥」「困り困り困り」という感じになってしまったわけです。

 

さあそこからが大変です。それまで暑さで書いていた汗は一気に冷や汗に変わり、怖い話を聞いたわけでもないのに寒くなり、恥をかくことは人間が恐れることの一つなのだと実感した次第なのです。

 

そういえばここに来るまでに、数人の人が不思議そうに自分の事を見ていたような気がする・・

あれはこの事だったのか・・「恥恥恥」・・となるとこの店内にいる客もこのことに気づいてる人がいるとしたら・・「怖怖怖」・・・

 

・・と、ビッグモーターの「死刑死刑死刑」のように本当に死刑になるんじゃないかくらいに追い込まれました。

 

どんどんマイナス思考に陥る中、これではダメだとふんどしを締め直し、

 

 

これは古着なんだ、と。

 

 

この裏筋は古着によるデザインなんだと、こういう服なんだと自分に無理やり言い聞かせ注文したものをいただき店を後にした。

 

引いて観れば全然大したことでもないのに、たかだか洋服が裏表逆に来ていただけの事なのに人間ときたら本当に面倒な生き物だ。

 

一方でこれがカリスマ性を持った人だったら違ってたかもしれないのが人間のおかしなところ。

カッコイイ異性が洋服を裏表逆に来てたなら周りの人は、「cool!」 で済んだかもしれない。

 

よし、それならばおじさんもカリスマ性があるような人に‥なんて事を申し上げるつもりは毛頭ない。

 

恥をかくことを恐れなければ問題ないわけである。

ただ洋服を着る際はよーく確認することを申しておきたい。