人間の時間の速さを認識する部分をどうにかすれば、今見えてないものが見えてくるかもしれない。
人間が認識できる時間の一瞬の長さは18分の1秒らしい。
映画のスクリーンに映し出される人物や映像はなめらかに動いているが、スクリーン上ではコマの映写と暗転が繰り返されている。
一コマ一コマの間にはシャッターを閉じる瞬間があるというのだ。
映画を見てる間に何度もスクリーンが真っ暗になったりしてるというのだ。
しかしそんな真っ暗なスクリーンは私たちには見えない。動いてる映像しか見えてない。
その理由は映画のスクリーン暗転が18分の1秒以内に行われてるからという事だ。
1秒間に18コマの速さで映像が映し出されてると暗転の暗の部分が私たちは認識できてないらしい。
反対にそれ以上の時間がかかると暗を認識できるようになり、映像がチラチラするらしい。
すべての生物が同じ時間の速さで生きてるわけではない。
カタツムリは遅い時間の流れの中で生きてるし、反対に流れが速い川の中で生きる魚の時間の流れは早い。
私はこの世界に生きる生物はみんな同じ時間のスピードで生きていると思っていた。
しかしどうやら人間よりも早い時間の流れの中で生きている生物もいるようだ。
いまより遅くか早くか分からないが、そこをどうにかすれば今現在私たちには見えないとされてるものが見えてくるのではないかと・・。
一頃騒がせていたが、今ではただの虫の残像とされてしまっているスカイフィッシュ。
あれもこの原理を利用すればその存在を確認できるのではないかと。
幽霊という存在ももしかしたらこういう原理で見えてないのかもしれない。
すなわち幽霊は18分の1秒以下の速さのコマ数で見る事が出来れば、実は見える存在なのかもしれない。
霊感がある人はよく見えるなんて言うが、あれはおそらくドラマのSpeckみたいに進化系人間で、通常の人間の時間の速さより早い時間の中で生きているようになった人間なのかもしれない。
速い時間と言えば、新幹線とかの移動速度が速い乗り物で毎日三時間かけて遠くへ行った場合と、私みたいにのんべんだらりと三時間過ごした場合とでは、どちらが早く劣化するのだろうか?
短時間で早い乗り物で早く移動するわけだから、早い時間の中で生きてる事になる。
という事は普通の人の時間とどんどん差がついて、時間の流れとしてはズレていくわけだから、やっぱり早く老けるのではないのか。
そう考えたら早い乗り物に乗るのは考え者なのかと考えるのは少々考えすぎか・・?
・・と言うアホな事を考えてた私だが、今見えてないものが見えてしまった時、その時自分はどうするのだろうか?
そこには新たな世界が開かれてるかもしれないがそれはまだ先の話なんだろう。